奈良

済生会御所病院

〒639-2306
奈良県御所市三室20

施設の特徴

患者さんは御所市と葛城市の住民で70~80%を占め、地域の基幹病院としての色合いが濃いと言えます。
一次・二次救急を広く受け入れており手術症例は一般の急性外傷や高齢者の骨折が多く、全体の約70%を占めています。
慢性疾患ではTHA・TKA・膝関節鏡などのほか、足の症例やスポーツ障害の症例を扱っています。脊椎・脊髄疾患は大学の脊椎グループの協力を得て当院で手術を行なっています。
研修については、急性期病院としてごく一般的な整形外科疾患や外傷を多く取り扱っているので基本的な外傷のトリアージおよび初期治療を短期間でマスターすることが可能です。また、地域医療の現状や問題点について理解し体感することができると思われます。

具体的な研修内容

2年コース

1年コースの内容の精度を上げるとともに下記を目標とする。
一般的な外傷の治療については初期治療から手術および術後追跡まで自立して行えるようになる。
慢性疾患に対する手術(THA・TKA)の術前計画および指導医のもとで執刀ができる。
複雑な外傷についても指導医のもとで執刀ができる。

1年コース

半年コースの内容の精度を上げるとともに下記を目標とする。
救急患者の初期治療を自立してできる。
頻度の高い外傷の治療について手術適応や手術方法の判断が的確にできる。
比較的単純な外傷の手術については自立してできる。
研究会や学会で簡単な発表ができるようになる。

6か月コース

一般整形外科医として基本的な診察手技、画像の読影、外来での手技(脱臼や骨折の徒手整復・ギプス固定・関節穿刺など)を習得。
一般的な外傷に対する(整形外科的な)トリアージをマスターし、指導医の助言のもとに初期治療・手術計画・説明・周術期の管理ができるようにする。
一般外傷の手術では指導医のもとに執刀し基本的な手術手技を習得。