卒後7年目

長谷川 英雄

  • 整形外科を目指したきっかけは何ですか?

    もともと「上手な手術がしたい」という漠然とした思いで医学部に入学したものの,入学後は水泳・相撲と兼部しながら部活動に没頭していました.そんななか,4回生の冬に「研究室配属」という授業課目がありました.なんとなく整形外科を選択したのですが,この奈良医大整形外科との最初の遭遇が僕の運命を変えたように思います.自由な雰囲気の中で,基礎研究や,実際の最先端の臨床現場に触れることができました.同時に,難度の高い手術に挑みながら,基礎実験に没頭する大学院生をはじめ教員の先生方の姿をみて素直に心の底から「かっこいい」と感じて,自然と整形外科の門を叩きました。

  • 現在の主な仕事内容は何ですか?

    私は卒後6年目ですが,初期研修終了後は医局の関連病院で外傷をはじめ様々な整形外科疾患を質の高い指導のもと経験することができました.現在は大学院生として大学に在籍しているので,自分の専門分野(手の外科・マイクロサージェリー)を中心とした臨床と研究に従事しています。

  • 仕事でやりがいを感じるのはどのような時ですか?

    実際に患者さんが喜ぶ顔を見たり,感謝を伝えられた時は心の底から幸せな気分になります.整形外科は,自分が頑張って習得した技術や知識で,実際に患者さんがよくなる姿を確認しやすい分野だと思います.人に喜ばれたい!人を幸せにしたい!という思いが強い人にはぜひ整形外科に入って一緒に働いてもらいたいと思います。

  • 今後のやってみたい仕事、分野はありますか?

    私の専攻する「手の外科」は,人体の中でも究極に複雑な器官である「手」を対象としているため,修得にはかなりの時間と経験を要します.生半可な努力では報われない対象だけに,とにかくガムシャラになって取り組み続けた人だけが見ることのできる世界があるのではないか.そんなことを考えながら日々取り組んでいます。

  • 仕事以外ではまっているものありますか?

    仕事以外ではまっているといえば「英会話」です.もともと,異文化交流が大好きで,学生時代はフランス語を勉強して何度もフランスに行ったりしました.大学に在籍していると,世界各地からの留学生と交流する機会があるので,日常が英会話学校のようになってしまうのですが,最近は上司と一緒に英会話スクールに通うようになりました。