第11回 日本舞台医学会学術集会

ご挨拶

小川 宗宏

第11回 日本舞台医学会学術集会 会長
小川 宗宏
(奈良県立医科大学 スポーツ医学講座)

第11回 日本舞台医学会学術集会の開催にあたって

この度、2025年3月8日(土)に奈良春日野国際フォーラム 甍 ~I・RA・KA~にて第11回日本舞台医学会学術集会を開催させていただくことを誠に光栄に存じております。本学会は2014年に札幌市で「第1回運動器サイエンス&アート研究会」が開催され、2015年に「舞台医学(Stage Medicine)研究会」と銘打って奈良市で開催、その後東京、北海道、奈良で通算9回の研究集会を開催した実績を踏まえ、研究会から発展する形で2023年10月に一般社団法人日本舞台医学会が設立されました。日本舞台医学研究会から日本舞台医学会に発展してから2回目の学術集会になります。
舞台医学は世界的に確立した医療分野であるスポーツ医学と類似性がありますが、まだ歴史は浅く、本邦においてアスリートに対する研究・教育・臨床基盤、医療支援体制は確立されている一方で、舞台芸術家に対する同様の基盤は、諸外国のような基盤を持たないのが実情です。実際には音楽・舞踊等に伴う身体障害に悩む人は多く存在するにもかかわらず、舞台医学の社会的認知度はまだ低く、舞台医学に関わる啓発活動や診療・治療体制の構築、系統だった予防法を確立することは大きなテーマです。そのためには、多職種連携による医療支援の構築、学術的コミュニティの発展が望まれます。関連の団体などと連携して、さらにこの分野を発展させていきたい、そして舞台芸術家を愛する医師や医療関係者そして学生にも舞台芸術家を守るという舞台を整えていきたいという思いから、本学会のテーマを「舞台医学の未来を拓く」とさせていただきました。
3月初旬は、752年から現在まで途切れることなく続いている、春の訪れを告げる奈良の伝統行事「お水取り」の開催時期でもございます。是非多くの皆様にご参加いただき、実りある学会とできますよう鋭意準備を進めておりますので、皆様のご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。皆様と奈良でお会いできること楽しみにしております。