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ご挨拶

第30回 日本リウマチ学会近畿支部学術集会
会長 藤本 隆
奈良県立医科大学 リウマチセンター 病院教授

第30回日本リウマチ学会近畿支部学術集会を、2021年9月4日から5日の2日間、奈良県コンベンションセンターで開催させていただきます。本学術集会の会長を務めさせて頂くことを大変光栄に存じます。参加された方々にご満足いただける学術集会にするために鋭意努力しております。COVID-19感染症の収まらない中、ご尽力頂いた各委員の先生方、関係各位、演題を応募頂いた皆様に深謝申し上げます。

2020年9月に開催予定であった第30回の学術集会(橋本 淳会長)はCOVID-19感染拡大のために大変残念でございましたが中止せざるを得なくなり、今回があらためて第30回となります。第30回学術集会は、古都に昨年オープンした奈良県コンベンションセンターに場所を変え、土日の2日間にわたり学術集会会場での発表・聴講とインターネット(ウェブ)を介した聴講が可能なハイブリッド形式で開催致します。

メインテーマは、『多様性を繋ぐ』としました。その心は、リウマチ学の長足の進歩により膨大となった最新の情報を多職種・画像診断・AIなど多様な人材とITを総動員することにより的確に解釈し、患者さん、医療者、そして社会へと還元する事にあります。

今回から若手医師・研究者を含めたプログラム委員会が設置され、会員の皆様に是非参加したいと考えて頂ける魅力的なプログラムが仕立てられたと自負しております。西本憲弘支部長の掲げられた近畿支部のスローガン「若手をどのように育てるか、それがJCRの未来を左右する」に沿って各委員から提出された意見を反映しています。目玉は、エキスパートの講演と症例発表・討論のリンク企画、エキスパートと若手が治療について議論する企画、医師・コメディカルを含めた総動員のシンポジウム、そして解剖学から画像・鑑別診断へと繋ぐ画像セミナーなど目白押しです。今回の企画を反映して55演題という若手を中心とした多数の応募を頂き、全ての演題を口演セッションで登壇頂きます。

最後になりますが、実りある学術集会を目指して取り組んでまいります。関係各位の、多大なご理解とご協力に心から御礼申し上げます。